代表挨拶
弊社は、沖縄県が本土復帰を果たした翌年の1973年(昭和48年)に設立した建設コンサルタントでございます。
宮古圏域の八つの有人島を中心に、多くの島々の社会資本整備に貢献できればとの思いから、社名を「八島建設コンサルタント」と命名し誕生しました。当時、まだまだ少なかった離島地域の建設コンサルタントの草創期を、技術者の育成、技術の向上を図りながら、社会資本の整備、業界の発展に微弱ながら貢献してきたものと自負しております。
離島三大架橋の実現など、社会資本の整備は着実に進展し、地域住民の生活環境は格段に向上してきました。また、宮古地下ダム事業に代表される農業生産基盤整備も年々拡大しています。観光産業の振興、農業振興など地域の活性化に大きく寄与しています。
情報技術の著しい進展、航空路線の拡大、利便性の向上によって、ライフスタイルも大きく変化しています。離島地域における経済活動、住民活動、交流も広域化し、社会資本に対するニーズが多様化、高度化しております。
このようなニーズに対応すべく、弊社業務においても、IT化、先端技術、環境技術の導入を一層推進し、業務の効率化、品質確保を図っているところでございます。今後とも、コンプライアンスの厳守、広い視野を持った技術者の育成、技術の研鑽、蓄積、向上、他業種との技術提携を行いながら、GIS業務、環境分野、維持管理分野などへチャレンジしていきます。
離島地域は海で隔絶され、人口は少なく、面積は小さい。しかし、その有する排他的経済水域は広大な範囲に及びます。このため、持続的な離島地域の振興は、我が国の安定した経済活動や国土保全に寄与するものと考えます。
そこに暮らす人々の生活、豊かな自然環境、美しい景観、伝統文化を守り、次世代に継承していく必要があります。離島地域における雇用を守り、持続可能な安心・安全で快適な社会環境整備に貢献していくことが、弊社の存在意義であると考えます。
今後とも、少子高齢化、成熟化、グローバル化する社会情勢の変化に対応しながら、「地域力の向上」「利用者本位」「広い視野を持った技術力」「誠実な業務対応」を業務理念とし、一層の堅実な会社経営と業務遂行に邁進していく所存でございます。
代表取締役社長 与那覇 和信